働くADHDの日常

上司と親しい同僚にオープンにしながら医療従事者やってます。コンサータ内服中。

診断

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ブログ再開にあたって、改めて診断当時の分析結果を読み返してみた。

検査を受けたのは2004年の7月。日本橋のクリニックだった。

社会人になって、この診断にたどり着くまで、

毎日死ぬことばかり考えていた。

 

何をやってもうまくいかない。

なのにその原因がわからない。

対策の立てようがない。

 

途方に暮れていた。

どうやら自分は他人と根本的な何かが違うのではないか。

でもそれが何なのかわからない。

 

毎日PCに向かって「不注意 直し方」「忘れやすい 対策」などと

検索して自分にある原因を探していた。

 

ADHDにたどり着いたきっかけは何だったかもう忘れてしまった。

たしか「Azule」(だったかな)といHNの白井さんとい方の

ブログか何がヒットして、そこではじめて

「大人の発達障害

というワードを知ったと思う。

 

こんなこと言うとと意外に思われるかもしれないけれど

私は自分が「発達障害」だと判明したときとてもうれしかった。

 

不注意の原因が分かって、言われたことは必ずメモに取るとか

クスリの確認など重要な作業の時は話しかけないよ頼むとか

工夫したら劇的に生活の質が向上した。

 

しばらくは集中力を高める薬などを飲んでいたけど

だんだんと生活に慣れて工夫だけで乗り切れるようになったので

1年ほどで病院には通わなくなった。

 

でも東日本大震災で心のよりどころにしていた友人を失い、

心のバランスを崩して

要するにうつ病になり、今までスムーズにできていたことに

いちいち躓くようになってしまった。

 

そして今年に入って再び精神科にかかることになった。

 

今は薬で困りごとをカバーして何とかしごとも続けていられる。

でも、本音は就寝中に突然死しないかななんて考える日もある。

こんなわけのわからない脳に生まれて、

「辛い。生きてるだけ辛い」と訴えても

「そんなのみんな同じだよ、甘えるな」

と、一蹴される。

その辛さをなかなか理解してもらえない。

ただの努力不足、怠けと思っている人もいると思う。

 

 

ライブに行ったり楽しいこともあるけれど

心の底ではいつも

生まれてこなければよかったと未だに思っている。